2017年12月22日

ここが嫌い!クラシック音楽

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クラシックは「近寄りがたい」? 
「クラシック音楽は嫌われている?」というと、べつに嫌われていないゾ。と反論する人がほとんどでしょう。「嫌われているの」ではなく、「とっつきにくい」というのはほんとうかも知れません。クラシックに対する「近寄りがたい」「分からない」「長い」というイメージだけで避けられているのかもしれません。

 実は、このクラシック音楽は、日常の生活の場や街の中では一番多く聴かれている音楽だということを知っていますか。例えば、テレビやラジオのCMやドラマのBGM、映画の中にもクラシックがよく使われていますし、デパートやレストラン、喫茶店のBGMもクラシック曲が多く流れています。

 普段は何気なくBGMとして聞くともなく聴いている(聴かされている)クラシック音楽ですが、実際コンサートなどに行って、じっくり聴くたことがあるでしょうか?「近寄りがたい」「分からない」「長い」というイメージだけが先行しているクラシックですが、ちょっと基礎的な知識を持つことで、そのイメージが変わってきます。

テレビや映画の「のだめカンタービレ」の演奏の場面では曲の解説も入っていましたので、この映画を観てクラシック音楽を身近に感じるようになったかたも多いと思います。いわば、「食わず嫌い」だったクラシック音楽も「食べてみる」と、思いがけない新たな感動の世界が広がっていること受け合いです。


クラシックは「分からない」?
 ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の「ジャジャジャジャーン」という出だしについて、弟子のシントラーがベートーヴェンに尋ねたところ、「運命はこのように扉をたたく」と言ったと伝えられています。

また、交響曲第6番は「田園」は各楽章には「田舎に到着したときの晴れやかな気分」、「小川のほとりの情景」、「雷雨、嵐」・・と標題がつけられています。これは「標題音楽」といわれていますが、いずれもその音楽が何を表現しているのか想像できます。

曲の副題は、作曲家がつけたものだけでなく、出版の際につけられたもの、また後になって愛称のように呼ばれているものなどありますが、「副題」が付いている曲ほど人気があり、親しまれる傾向にあります

 しかし、交響曲第○番とか、ソナタ第○番とか表題や副題が付いていない曲は、何がどうなっているのかよくわかりません。もっともですね。ここが「クラシックは分からない」といわれるところでしょう。

これは、絵画でいえば、抽象絵画のようなものです。そして、ほとんどのクラシック音楽はこれにあたります。したがって、これを理解し、感動するには、ある程度の予備知識(曲の体系や成り立ちなど)が必要になります。

 また、クラシックは何かをしながら聞くのはすこし難しいので、聞くことに専念できる時間や気持ちがないとなかなか楽しむことができないかもしれません。

クラシックの多くは古典とよばれるヨーロッパの音楽ですが、メロディが聴きやすく、ハーモニーも美しく、感性だけでも十分楽しめますが、少しの予備知識があれば、繰り返し聴くことによって、クラシックはもっともっと面白くなっていきます。

 しかし、クラシックの流れをくむ20世紀後半から現在に至る「現代曲」といわれるジャンルでは、メロディもなく、ハーモニーもなく、ただいろいろな楽器が無秩序に鳴っているだけに聴こえる音楽が多く、筆者も何度聴いてもどこがよいのかさっぱり分からないような曲もあります。


クラシックは「長い」?
 クラシック曲といってもさまざまなジャンルがあり、長い曲もあれば小品と呼ばれる短い曲もたくさんあります。クラシック音楽の「長い」というイメージは、オーケストラが演奏する交響曲やオペラ、宗教曲などを指しているようです。

 確かに、クラシックの代表曲であるベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は全曲演奏するのに約25分、交響曲第6番「田園」は約45分、交響曲第9番「合唱付」にいたっては約70分もかかります。確かに長いですね。1時間近くも続く曲など途中で飽きてしまうと思う人が多いのももっともです。

 しかし、これは全曲を通して聴いた場合です。いつも時間がたっぷりある人は別ですが、余暇に音楽を聴くという方は、自分の気に入った楽章だけを聴くのでいいのではないでしょうか。クラシック音楽を聴くのに全曲を聴かなければならないなんていうルールなどありません。家でCDなど聴くときには、「聴きたいところを聴く」、それがいいのです。

 でも、コンサートに行ったとき全曲を演奏する場合が多いので、その時はじっくり全曲を聴く機会と思って聴く、というのはどうでしょうか。クラシックの交響曲も長いのですが、ポップスのアルバムもCD1枚分ですと同じくらいの長さが入っています。そう思うとクラシックの長さも同じかなという気もしますが・・・。


今宵は気軽に クラシックなんていかがですか? (楽しく学べる学研コミックエッセイ)

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2017年02月17日

生演奏とCDのどちらが好き!

piano_2[1].gifpiano_2[1].gifクラシック音楽を聴くためにはCDやDVDなどの録音物で聞く方法と、コンサートなどに行って生の演奏を聴く、このどちらかになります。

 まず、CDなどの録音物ですが、ライブ演奏を収録する場合は除いて、CDなどに録音された音楽は、レコーディングと呼ばれる作業を通じて制作されています。レコーディングでは、より良い内容に仕上げていくために、何回も演奏して、録音しなおし、最後に編集して仕上げていきます(そうでないものもあるが・・・)ので、演奏者の一番良い演奏(ミスのない演奏)が入っているともいえます。

 次に生演奏ですが、クラシックの演奏ではPAやマイクを使用しないのが基本ですので、歌や、楽器の生の音を直接聴くことが出来ます。そして、生の演奏の一番良いところは、演奏が進行していくハラハラ・ドキドキ感があることでしょう。演奏のミスを探すという人もいますが、次にどんな演奏が聴けるだろうという期待感と、一瞬にして消えていく刹那的な音にハラハラ・ドキドキするのです。

 加えて、生の演奏の魅力はその場の臨場感にあります。クラシックコンサートでは出来るだけ静かにして聴くのがエチケットなので、臨場感はあまり感じないかもしれないが、ポピュラーのコンサートなどでは、会場を包む一体感や興奮はその場にいないと絶対に味わえないところです。

 また演奏だけでなく、コンサートの前売りチケットを買って、その日を楽しみにして待っている、そして当日、コンサートが始まる前にプログラムなどを見ながら演奏が始まるのを待つ・・・これもコンサートの大きな楽しみの一つでしょう。

 マニアが語る、最上のレコーディング技術で録音をしたCDを、「最高のオーディオ装置」で聴くと、生の演奏以上の迫力と感動をもたらすかもしれませんが、どんなにいいオーディオ装置にも、録音されたCDにも、これから起きるであろう、何かわからないハラハラ・ドキドキ感はありません。

 但し、刹那的に消えていく生の演奏は、心に深く刻まれる代わりに、はるか昔に亡くなっている巨匠の演奏は記録物でしか聴くすべがありません。しかし、生演奏の方が絶対いい!。これは万人が認めるところでしょう。

今宵は気軽に クラシックなんていかがですか? (楽しく学べる学研コミックエッセイ)


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2016年02月17日

ヴァイオリンの弓の話

violin_1[1].gifヴァイオリンの弓の善し悪しは楽器同様に非常に重要な要素です。どんなにヴァイオリン本体が素晴らしいものでも、弓との相性が良くなければいい音は望めません。
ヴァイオリン本体に比べ軽視されがちな弓ですが、よい音、よい演奏には「魔法の杖」とも呼ばれる弓はとても重要なアイテムです。

ここで弓の歴史について一言。
ヴァイオリン本体は17世紀にアマティによって完成された後、弟子のストラディヴァリによって名器が数多く作られましたが、ヴァイオリンの弓(ボウ)はそれよりずっと遅れて、18世紀後半にフランスのフランソワーズ・トルテによって完成されました。
トルテはそれまでのバロック弓(凸型)とは反対に、逆反り型の弓を考案し、これが現在の弓の原型になっています。ヴァイオリンがイタリアのクレモナで完成されたのに対して、弓(ボウ)はフランスで完成されたのでした。

ヴァイオリンの弓の毛は昔から馬のしっぽの毛が使われています。弓1本に使われる毛は160〜180本くらいで、弓毛にはまっすぐなもののみを使い、その毛が一直線状に並べて付けてあります。
そして、弓毛には松脂(まつやに)を塗って演奏します。松脂は松の樹液を固めた黄色や黒色の塊で、こすりつけると白い粉が出ます。粘着性なので塗ると弓がしっかり弦をこすれるようになるというわけです。

次にヴァイオリンの弓はどのくらいするのかというと、少なくてもヴァイオリン本体のだいたい3分の1以上の値段のものが必要なようです。フランスやイギリスのオールドの中には、1000万を越える額で取り引きされるものもあります。プロが持つものは100万単位のものが主流のようです。アマチュアの多くは、10万〜数十万クラスが、一番安い量産品だと、一万円台からあるようです。

弓の値段を決める要素もヴァイオリンとほぼ同じで、ヴァイオリンの音色の良さは、弓の値段に比例していくと言われていますが、その音の差の違いを聴き分かられるかどうかは、また別の問題のようです。




posted by miman at 15:31| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器をもっと知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする